何故に着ぐるみ?




何故着ぐるみなのか?! 以前キャラクターショーのバイトをしていたことがありまして、その時「自分が描いているイラストが着ぐるみになったらどんな感じだろう?」と思ったかもしれません。
しれませんというのは、あんまし良く覚えてないんですわ。(^-^;
イラストに行き詰まっていて、造形の楽しさに勤しんでいた(逃げていた?)んですが、それだけでは納得出来ないものがありまして、 自分でも「何でこんなコトやってるんだろう?」と疑問に思う日々でした。
しかし何年か経ってメンバーも増え、やりたいコトが出来てくるとそこで初めて 「自分は着ぐるみで絵を描いていたんだ」ということに気が付いたのです。

2次元のイラストを現実の世界(3次元)に現したとき、どんなものが出来るのか?
そしてそれを写真という媒体で2次元に戻したときに残る「2次元と3次元の『狭間』を 追求してみよう」
という感じで、今はやっています。

「目立つコトがが好き」という理由も無くはないんですけど;

でもこれが大変な作業でして、準備期間に丸まる1ヶ月以上かかります。
材料費だけで1体あたり2〜3万、衣装も入れると更に費用がかかります。
先日の「平成13年度 夏撮影」では、一応6体製作し、さらに撮影が2回になったので、合計20万以上使ったと思います。(汗)
さらに面の素材にFRP、塗装にラッカーを使っているので、すんごく身体に悪いです。
普通の民家では製作しない方が良いです。自分はもとより、同居人や周辺住民の健康に影響を及ぼすかも知れません。
なのでウチでは作業スペースを借りています。(倉庫と言わずアトリエと呼んでいます(笑))

絵を描いていた方がよっぽど楽なんですが、一度始めたからには簡単にはやめられないし、、、(嫌なんかい!)
着ぐるみを使ったマンガ「イルカ劇場」なんてものもやっていますが、話によっては「描いた方が早いやん!」と思ってしまう時もありますが、あえて人数を動員して作っています。


もう意地です。

というか、忙しくて最近絵の方がおろそかになってしまっています(泣)
あかんやんオイラ!
などと自分と戦いつつ、このアートを続けていくツモリです。
皆様には、寛大なお心で見守って下さると嬉しいです。m(_ _)m
メンバー募集もしています。

今回はこの辺で。

(平成十三年十月十日)



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